内装仕上工事とは、木材、石膏ボード、吸音版、壁紙、畳、ビニール床タイル、力一ペット、ふすま等を用いて建築物の内装仕上げを行う工事をいいます。

例えば、次の工事は内装仕上工事に該当するものとされています。

  • インテリアエ事
  • 天丼仕上工事
  • 壁張り工事
  • 内装間仕切り工事
  • 床仕上工事
  • 畳工事
  • ふすま工事
  • 家具工事(建築物に家具を据付けまたは家具の材料を現場にて加工もしくは組立てて据付ける工事)
  • 防音工事(建築物における通常の防音工事であり、ホール等の構造的に音響効果を目的とするような工事は含まれない)

リフォーム工事業を行なうために内装仕上で許可を受ける際の注意点

内壁の設置や撤去、床・天井・壁紙の張り替え等がメインであれば内装仕上工事の許可が必要ですが、建築確認申請を要する増改築などの場合には「建築一式工事」の許可が必要です。

その他、大工工事、管工事、屋根工事に分類される工事もありますが、どの許可を受けるかは主たる工事が何かで判断されます。

専任技術者になるための資格

専任技術者を国家資格者等から指定する場合、以下のような国家資格等が必要です。

技術検定 一級建築施工管理技士
二級建築施工管理技士(仕上げ)
建築士 一級建築士
二級建築士
技能検定 畳製作・畳工
表具・表具工・表装・内装仕上げ施工・カーテン施工・天井仕上げ施工・床仕上げ施工

内装仕上工事業は指定建設業に該当しますので、特定建設業の許可を受けるには、1級に相当する資格(表中の※を付したもの)が必要です。

また、技能検定について等級区分二級のものは、合格後一年以上(平成16年4月1日以降の合格者は三年以上)の実務経験が必要です。

内装仕上工事と同時に取得することを検討するべき許可

下請けとして工事を請け負うのであれば、建具工事業が考えられます。一方、元請けとして工事を請け負うのであれば建築一式工事の許可がを検討されるとよいでしょう。